12月1日に「2023冬 Chill Season」が開幕し、それに伴い新ブキ9種類が追加された。
今回はその新ブキそれぞれに対する感想と評価を付けた。
新ブキ感想
昨年12月の「2022冬 Chill Season」で新シューター「スペースシューター」、新ローラー「ワイドローラー」、新チャージャー「R-PEN/5H」、全体で13種類のブキが追加。
今年3月の「2023春 Fresh Season」で新スペシャルの「テイオウイカ」と「デコイチラシ」、全体で11種類のブキが追加。
6月の「2023夏 Sizzle Season」で新ブラスター「S-BLAST92」と新フデ「フィンセント」、全体で11種類のブキが追加。
9月の「2023秋 Drizzle Season」で新スロッシャー「モップリン」と新スピナー「イグザミナー」、全体で10種類のブキが追加。
そして今回の「2023冬 Chill Season」では新スペシャル「スミナガシート」と「ウルトラチャクチ」、全体で9種類のブキが追加された。
スミナガシート
「着弾点を中心に巨大なインクのシートが展開する」
「シートは互いのインクを通すものの、視界が遮られるので、攻撃を当てるのが難しくなる」
「相手のシートに触れると、ダメージを受けるうえ、しばらくの間、視界の色が落ちて見えて、インクの区別がつきづらくなる」
(Splatoon公式Xより)
名前は墨流しとシートから。
スプラ2までスペシャルのコンセプトは塗り・キル・無敵・索敵のいずれかしかなかったが、スプラ3で新しくバフスペシャルとしてエナスタと移動スペシャルとしてショクワン、そして今回デバフスペシャルとしてスミナガシートが登場。
シートは着弾点から徐々に前進し触れた相手にダメージと視覚のデバフを与える。映像を見る限り塗りは少ない。
設置スペシャルが前進するというのは新しい(強いて言えばバブルくらい)。動かないバリアなどとは違い打開にも有効そう。
相手の進行を止める、もしくは味方の前線を上げることが目的のスペシャルになるか。
今までになかったスペシャルでのデバフ、インクの区別がつきづらくなる、前進する、などおもしろい要素は多いが、肝心のデバフ効果はインクの区別がつきづらいだけで結局ついてしまいそうに見える。
現状弱いと予想。
ウルトラチャクチ
「ハイカラスクエアで使われていたスペシャルウェポンの改造品」
「生み出した2つの巨大なインクの拳とともに、空中に飛び上がり、力を地面にたたきつけて最大3つの爆発を起こす」
「爆発の中心から離れると受けるダメージは減るが、2つ以上の爆発が重なっている部分はダメージも重なる危険なゾーン」
11月28日にXで突如発表。
スプラ2のスーパーチャクチが改変され、爆発が3つになった。
第一印象は「もういいよ」。
スプラ2のスーパーチャクチは初心者帯では最強だが上級者帯では最弱という性能。同じ初心者狩りスペシャルだったマルミサが環境スペシャルまで上り詰めたのに対して、スーパーチャクチは立ち位置が全く変わらなかった。
しかもスプラ3でスーパーチャクチと同じ系譜のサメがまたも最弱スペシャルになってしまっていて、外れスペシャルが2つに増えたというのが率直に思ったこと。
ただ、チャクチ狩りの難易度こそ変わってなさそうだが、自分がデスしても拳も壊されない限り爆発するようになったのと、爆発が大幅に大きくなって塗りもダメージ範囲も広がっている。
耐久力は変わらないがキル力と塗りが大幅に向上していて、少なくともサメとは比べるまでもなく強そう。ただしキルスペシャルのトップであるウルショ・カニ・ジェッパなどに並ぶとは思えていない。
R-PEN/5B(シールド・アメ)
3. 5H(スプリンクラー・エナスタ)
旧サブ+旧スペシャルの組み合わせ。
スプラチャージャーコラボに続き、またチャージャーにシールドがついた。
シールドもアメもR-PENに合っていると思うし5Hとの差別化もできている。
スペシャルのパワーに大きな差があるため5Hの使用率を上回るとは思えないが、例えばナメロウなどの一部のステージで使われることは十分ありそうに思える。
ボトルガイザーフォイル(ロボム・スミナガシート)
2. 無印(シールド・ハイプレ)
フォイル(スプラッシュボム・バブル)
3. 無印(シールド・ウルショ)
新しくロボム+新スペシャルのスミナガシート。
サブはスプラッシュボムがロボムにスケールダウンした。
かわいそうな結果だが、ボトルは個人的に好きではないからまあいいかという気持ち。
メインとスミナガシートの相性は悪くはなさそう。
スミナガシートが強いならボトフォイも強いだろう。
スパイガジェットソレーラ(トーピード・スミナガシート)
2. 無印(トラップ・チャクチ)
ソレーラ(スプラッシュボム・スフィア)
ベッチュー(トーピード・アーマー)
3. 無印(トラップ・サメ)
スプラ2のベッチューからトーピード継続+新スペシャルのスミナガシート。
トーピードは強いし、メインとスミナガシートの相性も悪くはなさそう。
フィンセント・ヒュー(ポイセン・マルミサ)
3. 無印(カーリング・ホップソナー)
旧サブ+旧スペシャルの組み合わせ。
ポイセンもマルミサも相性が悪く、無印の方が強いだろう。
LACT-450デコ(シールド・サメ)
3. 無印(カーリング・マルミサ)
LACT無印が旧サブ+旧スペシャル、デコは旧サブ+新スペシャルの組み合わせ。
メインとの相性はカーリングよりもシールドの方が良さそうだが、サメで台無し。
S-BLAST91(クイボ・ナイスダマ)
3. 92(スプリンクラー・サメ)
旧サブスぺの組み合わせ。
完璧と言っていいサブスぺ。
むしろ92のサブスペの弱さにまた腹が立ってくる。
ジムワイパー・ヒュー(ポイズン・カニ)
3. 無印(クイボ・ショクワン)
無印と同じ旧サブ+新スペシャル。
無印が強いサブ+弱いスペシャルだったのに対して、ヒューは弱いサブ+強いスペシャルの組み合わせになった。
最強サブクイボがある時点で無印ほど強いとは思えないが、ジムがサブにそこまで依存していないからポイズンでも戦えそうで、十分環境に入り得ると思う。
スプラマニューバーコラボ(カーリング・チャクチ)
2. 無印(クイボ・マルミサ)
コラボ(カーリング・ジェッパ)
ベッチュー(キューバン・スフィア)
スプラ2のコラボに引き続きカーリング+新しくチャクチ。
メイン・サブ・スペシャルの相性が良い。
また、スペシャルがサメじゃなかったことに安心している。
強いかどうかはチャクチの強さ次第。
ホットブラスターカスタム(ポイセン・チャクチ)
1. 無印(ポイズン・メガホン)
カスタム(ポイセン・バリア)
2. 無印(ポイズン・チャクチ)
カスタム(ロボム・ジェッパ)
3. 無印(ロボム・バリア)
スプラ1のカスタムからポイセン+スプラ2の無印からチャクチ。
ポイズンの伝統が途切れた。
マニュコラとは天と地の差。
マニュコラは相性の良かったカーリングがスプラ2から継続+新しくチャクチなのに対して、ホッカスは相性の悪いポイセンがスプラ1から継続+チャクチがスプラ2から継続。
新鮮さも無いうえに弱いという二重苦の組み合わせ。
評価
4点満点の4段階評価。
評価の基準はメイン・サブ・スペシャルの相性が良いかどうか。
4 サブスペ両方良い
R-PEN/5B スパイガジェットソレーラ S-BLAST91 スプラマニューバーコラボ
3 及第点
ボトルガイザーフォイル ジムワイパー・ヒュー
2 サブスペどちらか外れ
LACT-450デコ ホットブラスターカスタム
1 サブスペ両方外れ
フィンセント・ヒュー
まとめ
今回追加されたブキはスプラ3からの新ブキが中心になっていて、9種類中5種類がそうだった。
前回の「2023秋 Drizzle Season」では追加されたブキ10種類のうち評価3を付けたブキが6種類だったのに対して、今回は評価4が9種類中4種類と概ね好評。
ただ、評価2以下のブキは基本使われないと個人的に思っているなかで、前回が3種類、今回も3種類あって、そこは本当にがっかり。
メイン・サブ・スペシャルの相性と現環境でのサブスペの強さも含めた最高評価はS-BLAST91。
ジムワイパー・ヒューはメインが既に環境ブキなうえにサブスペも良く、環境に入ってくる可能性が1番高いブキ。