【スプラトゥーン3】半年間も君臨していた3強ブキの弱体化【Ver.4.0.0感想】

5月31日に更新データVer.4.0.0が配信された。

 

今回はそのバランス調整のまとめと感想記事になる。

 

 

 

 

バランス調整(Ver.4.0.0)の内容と感想

 

バランス調整の詳細

www.nintendo.co.jp

 

 

メインウェポン強化

 

カーボンローラー

塗りながら進むとき、これまでよりも約10/60秒早く最高速に達するように

 

ホクサイ

・フデを振るときのインク消費量約6%軽減

・塗りながら進むときのインク消費量約7%軽減

 

R-PEN/5H

・インク消費量約13%軽減

・チャージ中およびフルチャージ中の移動速度約13%上昇

 

 

使用率や勝率が低かったかと思われるメイン3種の強化。

 

カーボンとホクサイはスプラ3で初のメイン強化。両方とも塗りながら進む行動が強化された。

 

R-PENは2回連続のメイン強化。

 

カーボンは地味な強化だが、ホクサイとR-PENはインク消費量が減る嬉しい強化をもらった。

 

 

メインウェポン弱体化

 

環境ブキ上から3つが弱体化。

 

 

シャープマーカー

着弾点前方への塗りの伸びを、これまでより約10%短縮

 

シャープマーカーやシャープマーカーネオについては、本来の得意とする距離よりも遠くの相手と有利に撃ち合えている状況を、わずかに緩和するために調整を行いました。

 

シャープマーカーのメインが初の弱体化。

 

塗りの射程がわずかに短くなった。

 

弱くなったのが塗りの幅じゃなくて射程、それも約10%だけという地味な弱体化となった。

 

 

スクリュースロッシャー

連続で振れる間隔を約5/60秒延長

 

スクリュースロッシャーについては、本来得意とする高低差がある場所や障害物が多い場所での戦いだけでなく、平らな場所でのバトルにおいても高い能力を発揮しているため、連続で振れる間隔を長くすることで、攻撃範囲が広いという特徴を残したまま、相手を倒す性能を下げました。

 

今年1月に配信されたVer.2.1.0でのインク消費量約10%増加以来、2回目のスクスロメイン弱体化。

 

従来と比べると2発目からの攻撃が遅くなっていく調整で、キルと塗り両方のスピードが落ちた。

 

まだ強いだろうが痛い弱体化。

 

 

ジムワイパー

・ヨコ斬りで飛ばすインクの横幅約14%短縮

・インク消費量約30%増加

 

ジムワイパーについては、塗る範囲の広さと攻撃性能の高さを両立する強力なタメ斬りを主軸に戦うという個性は維持しつつ、ヨコ斬りでの追撃に求められる狙いの正確さを増やしたり、単独での継戦能力を下げたりする調整を行いました。

 

ジムワイパーも初のメイン弱体化。

 

ヨコ斬りが狭くなったのとインク消費量が大幅に増えた。

 

スクスロと同じくまだ強いだろうが痛い弱体化。

 

 

スペシャルウェポン強化

 

グレートバリア

・バリアの最大半径拡大

・一部のスペシャルから受けるダメージを、それぞれ、これまでの約50~70%のダメージになる範囲で軽減

 

バリア強化は初。

 

どれぐらい大きくなったか、どのスペシャルにどれくらい強くなったのかが不明な未知数の強化。

 

 

エナジースタンド

・ドリンクの効果時間約2秒間延長

・「スペシャル性能アップ」の数が少なくても効果が発揮されやすく

 

1月のVer.2.1.0、3月のVer.3.1.0に続き3回目となるエナスタ強化。

 

ドリンクの効果時間は15秒から17秒に。スペシャル性能アップで上昇するのも効果時間なため、効果時間特化の強化となった。

 

 

デコイチラシ

・落下したときの塗り半径約40%拡大

爆発の最小ダメージ25→35

・これまでより手前の位置を狙えるように

 

デコイチラシが初強化にして3項目強化。

 

塗りとダメージという直接的な強化となった。

 

 

ウルトラハンコ

・効果時間約1.5秒短縮

・ギアパワー「スペシャル性能アップ」の数が少なくても効果が発揮されやすく

 

ハンコは2月のVer.3.0.0、3月のVer.3.1.0と続けて強化されていて、特に前回は3項目が強化されていたなかで今回の弱体化となった。

 

基本性能が弱くなってその分スペシャル性能アップが強化されるのはカニでも行われた弱体化方法。

 

 

スペシャル必要ポイント弱体化

シャープマーカーネオ(トルネ) 200→210

ラピッドブラスターデコ(ジェッパ) 200→210

クーゲルシュライバー(ジェッパ) 190→200

 

クイボとカニの2つが弱体化したシャーカーに代わって台頭していたシマネと、前回のジェッパ強化で環境入りしたラピデコとクーゲルがそれぞれ10Pの弱体化。

 

 

まとめ

スプラ3で6回目のバランス調整となった今回のVer.4.0.0。

 

約半年間環境の中心だったシャーカー・スクスロ・ジムのメインに弱体化が入り、特にスクスロ・ジムはここにきて手痛いメイン弱体化となった。

 

 

次回の更新データ

 

次回の更新データは、バランス調整を中心として、「2023夏 Sizzle Season」の半ばに配信予定です。

 

【スプラトゥーン3】新ブキ感想【2023夏 Sizzle Season】

6月1日に「2023夏 Sizzle Season」が開幕し、新ブキ11種類が追加された。

 

今回はその新ブキ11種類に対する感想とその評価を付けた。

 

 

新ブキ感想

 

S-BLAST92(スプリンクラー・サメライド)

「2つのモードをスイッチできる、新しいブラスター」

「爆発の範囲が狭いかわりに遠くまで精密に発射できるモードと、遠くまで届かないかわりに爆発の範囲が広いモード」

 

第一印象はロングブラスターとノヴァブラスターのハイブリット。

ロングに近い射程とダメージがありながらノヴァみたいな近距離爆風も持っている。

 

幅が広くて強そうだが、サブスぺがスプリンクラーとサメライドである限りメインがクアッドぐらい尖っていないと活躍はできないだろう。

 

 

フィンセント(カーリング・ホップソナー)

「大型のフデのため、振りかぶる動きは重いが、一度振り始めれば、素早く遠くまでインクを連射できる」

 

第一印象はフデ版ダイナモ

 

ダメージや塗り次第ではあるが、公式Twitterの動画からは特別強さは感じなかった。

 

 

H3リールガンD(シールド・バリア)

1. 無印(キューバン・スーパーセンサー)

    D(ポイセン・スパショ)

    チェリー(シールド・バリア)

2. 無印(ポイセン・マルミサ)

    D(キューバン・アーマー)

    チェリー(シールド・バブル)

3. 無印(ポイセン・エナスタ)

 

 

スプラ1のチェリーと同じ構成。チェリーの伝統だったシールドが今作はDに付いた。H3にシールドが付くのはポイセンと同じで3作連続となった。

 

傾向通り・予想通りの構成。

 

無印よりは間違いなく強いだろう。

 

 

Rブラスターエリートデコ(ラインマーカー・メガホン)

1. 無印(チェイスボム・スパショ)

    デコ(ポイズン・メガホン)

2. 無印(ポイズン・アメ)

    デコ(シールド・アーマー)

3. 無印(ポイズン・キューインキ)

 

 

新サブのラインマーカー+スプラ1のデコからメガホン。

 

外れサブ+外れスペシャルの残念な構成になってしまった。

 

 

クアッドホッパーホワイト(スプリンクラー・ショクワン)

2. ブラック(ロボム・チャクチ)

    ホワイト(スプリンクラー・ロボムピッチャー)

3. ブラック(ロボム・サメ)

 

スプラ2から継続のスプリンクラー+新スペシャルのショクワン。

 

スプリンクラーはともかく、ショクワンはクアッドには合ってそう。

 

 

キャンピングシェルターソレーラ(トラップ・ウルショ)

2. 無印(ビーコン・バブル)

    ソレーラ(シールド・カーリングボムピッチャー)

    カーモ(トラップ・ハンコ)

3. 無印(ビーコン・キューインキ)

 

 

スプラ2のカーモからトラップが継続で、トラップ+キルスペシャルの構成も同じ。

 

無印より間違いなく強いだろう。

 

 

スペースシューターコラボ(トラップ・ジェッパ)

3. 無印(ポイセン・メガホン)

 

 

ご愁傷様のトラップ。

 

 

ドライブワイパーデコ(ビーコン・マルミサ)

3. 無印(トーピード・ハンコ)

 

 

残念なビーコン+前線ブキには合わないマルミサという残念な組み合わせ。

 

 

デュアルスイーパーカスタム(ビーコン・デコイチラシ)

1. 無印(スプラッシュボム・スーパーセンサー)

    カスタム(ビーコン・メガホン)

2. 無印(ポイセン・マルミサ)

    カスタム(スプラッシュボム・アメ)

3. 無印(スプラッシュボム・ホップソナー)

 

 

スプラ1のカスタムからビーコン+新スペシャルのデコイ。

 

ビーコンは外れだし、デコイも今のところ弱いため残念な組み合わせになった。

 

 

バレルスピナーデコ(ポイセン・テイオウ)

1. 無印(シールド・トルネード)

    デコ(ポイセン・ダイオウ)

    リミックス(スプリンクラー・メガホン)

2. 無印(スプリンクラー・ハイプレ)

    デコ(シールド・バブル)

    リミックス(ポイセン・ナイスダマ)

3. 無印(スプリンクラー・ホップソナー)

 

 

スプラ1のデコと同じ構成。

 

無印に十分並び得るだろう。

 

 

ワイドローラーコラボ(ラインマーカー・アメ)

3. 無印(シールド・キューインキ)

 

 

外れのラインマーカー+外れのアメという残念な組み合わせ。

 

無印に引き続きコラボもサブスぺが外れで、ワイドローラーは本当にかわいそうなブキになってしまった。

 

 

評価

 

評価の基準はメイン・サブ・スペシャルの組み合わせが合っているか、そしてそれが現時点で強いかどうか。

 

4(サブスペ両方満足)

 フィンセント H3D キャンプソレーラ バレデコ

 

3(不満はあるが十分強い)

 クアッドホワイト

 

2(サブスペどちらかはずれ)

 スペースコラボ

 

1(サブスペ両方外れ)

 S-BLAST92 ラピエリデコ ドライブワイパーデコ デュアカス

 ワイドローラーコラボ

 

【スプラトゥーン3】5か月にも及んだカニ環境の終焉 過去最大のアプデ【Ver.3.1.0感想】

3月31日、更新データVer.3.1.0が配信された。

 

今回はその調整内容とそれに対しての感想をまとめた。

 

 

 

 

バランス調整(Ver.3.1.0)への感想

 

バランス調整の詳細

スプラトゥーン3 更新データ|Nintendo Switch サポート情報|Nintendo

 

 

シャープマーカー弱体化

 

1. クイックボム弱体化

インク消費量40%→45%

 

特定のサブウェポンを連続して使用し続ける戦法をある程度抑える変更を行いました。

 

前回のインクロック増加に引き続きの弱体化。

ラインマーカーと並んで最少だったインク消費量40%からポイントセンサーと同じ45%に増えた。

 

納得の調整。

 

 

2. カニタンク弱体化

移動形態から攻撃形態に戻ったとき、20/60秒間攻撃が行えないように

スペシャルが終了したとき、次に行動できるまでの時間を延長

 

カニタンク関連の弱体化は1月18日Ver.2.1.0、2月28日Ver.3.0.0に続き3回連続。

 

1つ目の調整によって移動形態を挟んだセーフティーな近距離戦や機動力を活かした遠距離戦でのキル能力が落ちて、2つ目の調整でスペシャル終わりが脆くなった。

 

前者は望んでいた弱体化方法とほぼ同じ。後者もシャーカー(シャープマーカー)はカニ終わりでもクイボで強い問題が改善されそうで、2つとも納得の弱体化。

 

 

シャープマーカーの調整まとめ

今回のシャーカー弱体化はクイボ1項目とカニ2項目の合計3項目。その3つともが痛い弱体化となった。

シャーカー関連の弱体化は3回目となったが、3回目にしてようやく最強から陥落し得る調整が来たという印象。

 

3項目の弱体化方法それぞれには納得できるものの、やはり不可解なのは一貫してシャーカーのSP(スペシャル必要ポイント)を増やさなかったこと。

 

 

メイン強化

 

メインウェポンに関しては、特徴がよりはっきりするような変更を加えたり、サブウェポンやスペシャルウェポンとの組み合わせによる戦い方を強化するような変更を加えたりしました。

 

「特徴がよりはっきりするような変更を加えた」とあるとおり、どのブキにも大きい強化が入っている。

 

 

スペースシューター

射撃中移動速度約10%上昇 足元塗りが発生しやすく

 

ワイドローラー

タテ振りの距離によるダメージ減衰率を調整し、これまでよりもダメージが落ちていく量を緩やかに

(この変更により、これまでより100以上のダメージを与えられる距離が約15%、50以上のダメージを与えられる距離が約49%伸びる)

 

R-PEN/5H

最大ダメージ60→68

 

 

去年12月に追加された新ブキ3種ともが強化。

 

どれもちゃんと強くなったが、まだまだ強ブキには程遠い。

 

 

ノヴァブラスター

爆発で70ダメージを与える範囲の半径約50%拡大

 

バケットスロッシャー

自分よりも低い位置にいる相手に対するダメージ減衰率を調整し、これまでよりもダメージが下がりにくいように(この変更により相手に与えるダメージの最低値が50に)

 

スプラスピナー

射撃継続時間約17%延長

 

スパッタリー

スライド硬直4/60秒間短縮

 

スプラマニューバー

スライドの移動速度をこれまでより速めることで、移動距離は変えないまま、移動にかかる時間を4/60秒間短縮

 

LACT-450

チャージ量に応じた拡散角度を狭めて、1か所に攻撃を集中させやすく

チャージ中の移動速度約20%上昇

 

 

使用率や勝率が低かったであろうブキのメイン強化。

どれもしっかりとした強化がされている。

 

不安なのはLACTがナワバリで強くなりすぎないかどうか。

 

 

ラインマーカー強化

 

地形に当てたときに発生する塗りの半径を約2倍に大きく

 

サブウェポンに関しては、特定のサブウェポンの使い道を増やす変更のほか、特定のサブウェポンを連続して使用し続ける戦法をある程度抑える変更を行いました。

 

 

早くも3回目となるラインマーカーの強化。

 

塗り強化はありがたくはあるけど本質的ではないという印象。

 

当てやすさや更なるダメージの強化が望まれる。

 

 

スペシャル強化

 

スペシャルウェポンに関しては、スプラトゥーン3で登場した新しいスペシャルウェポンの使用方法・対処方法が成熟した現在の状況を基準として、改めて各スペシャルウェポンの性能を見直し、調整を行いました。

 

キューインキ

インクを吸い込む範囲のうち、先端部分の半径を約10%大きくして、これまでより広い範囲をカバーできるように

 

2回目となる強化。

 

化内容は本質的ではないけどありがたい。

 

反撃弾がすぐに撃てるようになる強化が望まれる。

 

 

エナジースタンド

装置を投げるときの初速を約33%速くして、これまでより遠くに設置できるように

ドリンクを飲める範囲の、水平方向の半径を約2倍に拡大

 

2回目の強化。

 

かゆいところに手が届くような調整。

 

 

サメライド

遠い距離で爆発に巻き込んだときに与えるダメージを60から70に増やすとともに、その範囲の半径を約17%大きく

爆発での塗りの半径を約21%大きく

 

3回目の強化。

 

爆発のダメージ範囲と塗り範囲が大きくなる、大幅な強化となった。

 

 

ジェットパック

爆発で50ダメージを与える範囲の半径を約43%大きく

Bボタンによる噴射の勢いを強化し、これまでより高く飛び上がれるように

 

2回目の強化。ただ前回はカニに強くなっただけだったため、まともに強化されたのは今回が初めて。

 

どちらも大きい強化に見える。

 

 

ウルトラハンコ

連続スタンプ攻撃を行っているときに発生する衝撃波でダメージを与える範囲の半径を、約43%拡大

連続スタンプ攻撃を行っているときの旋回性能を向上させ、これまでより向きを変えやすいように

連続スタンプ攻撃を行っているとき、使用者の画面ではハンコが半透明で表示されるようにし、進行方向を視認しやすく

 

2回目の強化。ジェッパと同じく実質初強化。

 

連続スタンプ攻撃のダメージ範囲・旋回性能・視認性の3つが強化された。

 

大幅な強化だがそれでも弱いスペシャルのままだろう。

 

 

テイオウイカ弱体化

ガチヤグラルールで、ガチヤグラの上で相手の攻撃を受けたとき、これまでより押し出されやすく

ガチアサリルールで使用したときに、持っていたアサリやガチアサリをその場に落とすように

 

新登場のスペシャルウェポンであるテイオウイカに関しては、基本的な能力は据え置きのまま、特定のルールでの好ましくない体験を減らすための調整を行いました。

 

本体性能は据え置きで、ヤグラとアサリでの性能が落ちた。

 

納得の調整。

 

 

ギアパワー強化

 

サブ影響軽減

クイボとタンサンのダメージを、少ないギアパワーの数でこれまでより減らせるように

 

サブウェポンに関しては、特定のサブウェポンの使い道を増やす変更のほか、特定のサブウェポンを連続して使用し続ける戦法をある程度抑える変更を行いました。

 

クイボとタンサンの弱体化。

 

 

スタートダッシュ

効果時間中に相手を倒したりアシストしたりしたときの効果の延長時間を、約7.5秒から約15秒間に増やしました

効果時間中は、アクション強化のギアパワーの効果も発揮されるように(基本ギアパワー3.0個分)

 

全く使われていなかったスタートダッシュの強化。

 

大幅な強化も、まだ使われることはないだろう。

 

 

SP強化

 

カーボンローラーデコ(ウルショ) 200→190

 

 

SP弱体化

 

.96ガロンデコ(テイオウ) 200→210

 

96デコはテイオウ+SPの弱体化に。

 

 

まとめ

 

スプラ3で5回目のバランス調整。

 

大きい強化を受けたメインとスペシャルが多く、過去最大規模のバランス調整となった。

 

その中でもようやくまともに弱くなったシャーカー、多くの強化調整ともに個人的に満足な調整だった。

 

 

次回の更新データ

次回の更新データは、6月に開幕するシーズンのための機能追加やブキのバランス調整を中心として、現在開催中のシーズンが終了する時期に配信予定です。

 

【スプラトゥーン3】カニ環境は続くよどこまでも【Ver.3.0.0感想】

2月27日、更新データVer.3.0.0の内容が発表。翌日28日に配信された。

 

今回はそのバランス調整への感想と、それを受けて次の環境がどうなるかを予想する。

 

 

 

 

バランス調整(Ver.3.0.0)への感想

 

バランス調整の詳細

スプラトゥーン3 更新データ|Nintendo Switch サポート情報|Nintendo

 

 

 

シャープマーカー弱体化

 

クイボ弱体化

 

インクロック10F延長(50F→60F)

 

特定のサブウェポンを連続して使用する戦法を、ある程度抑制することを意図した変更も行いました。

 

ラインマーカーと同じ50F(フレーム)だったクイボのインクロックがスプラッシュボム・キューバン・スプリンクラーと同じ60Fに増加。

 

サブスぺを連続して使用する戦法の抑制はスプラ3でここまで行われた全てのバランス調整に共通している調整方針となっている。

 

クイボは最強のサブウェポンだったこと、環境2トップのシャーカー(シャープマーカー)とジムワイパーがクイボブキだったこと。その中でも引いてクイボを投げてるだけでも強かったためそれを咎めるのには賛成。

 

 

カニ弱体化

 

ウルショ

カニの装甲に与えるダメージ約20%増加

 

ジェッパ

カニの装甲に与えるダメージ約2.5倍に

 

ハンコ

カニの装甲に与えるダメージ約3倍に

 

対戦に関しては、特定のスペシャルウェポンに対して、ほかのスペシャルウェポンを同時に発動した場合に、一方的な力関係にならないようにすることを意図した変更を中心に行いました。

 

調整方針に「中心に」とあるように、今調整の目玉だと思われる。

 

キルスペシャル3種のカニに与えるダメージが上昇。ジェッパとハンコに至っては倍以上となる大幅な強化となった。

 

率直な感想は「そうじゃない」。

「一方的な力関係にならないようにする」というのが、カニ対キルスペシャルの相性を互角にしようという意図だったら、それ自体には賛成できる。

 

不満なのはそんなことよりも重大な問題があるということ。

もともと、カニが強すぎる・ジェッパとハンコが弱いという問題と、カニ対キルスペシャルにおいてカニの方がかなり有利になってしまっている問題があったということだが、どう考えても前者の方が問題だしそれと比べたら後者なんて最悪そのままでも良かった。

 

まずはカニを最強のスペシャルの座から下ろしてほしいし、ジェッパとハンコを使ってておもしろい・ちゃんと強いスペシャルにしてほしい。

 

 

シャープマーカーの調整まとめ

 

シャーカーの弱体化を総合すると、クイボのインクロック延長とカニがウルショ・ジェッパ・ハンコから受けるダメージの増加、この2つとなった。

その中でも単純なパワーが落ちたのはクイボだけで、カニの継続時間が1秒減った前回の調整に続きまたしても微々たる弱体化となった。

 

何より腹立たしいのはシャーカーのSP(スペシャル必要ポイント)が10すら増えないこと。SP増加調整はスプラ2からお決まりで強さの理由がスペシャルの回転率じゃなくてもとりあえずで増やしていたのに、スペシャルの回転率が強さの理由の1つになっている今回のシャーカーに限ってはまだ来ていない。

もちろんカニの弱体化も継続時間が1秒減っただけではまだまだ足りない。

 

 

 

ワイドローラー強化

プレイヤー以外の物体にインクの飛沫を命中させたときに与えるダメージをこれまでの約2倍に

 

前回に引き続きメイン強化。約2倍と高い倍率で対物のダメージが上がった。 

 

更なる基本性能の強化が望まれる。

 

 

 

メガホン強化

スペシャル性能アップのギアパワーが少なくても効果が発揮されやすく

 

前回のカニと同じ調整が今回はメガホンに。

 

納得の調整だが、他のスペシャルに対するスペシャル性能アップも強化してほしい。

 

 

 

SP強化

プロモデラーMG(サメ)190→180

N-ZAP85(エナスタ)190→180

ヒッセン(ジェッパ)190→180

クーゲル(ジェッパ)200→190

トライストリンガー(メガホン)200→190

 

使用率・勝率が低そうなブキ5種類が強化された。

ジェッパブキは2種類とも強化。

 

納得の調整。

 

 

 

ステージ変更

 

ゴンズイ地区、ヤガラ市場、ナメロウ金属、マサバ海峡大橋、キンメダイ美術館、マヒマヒリゾート&スパ、ザトウマーケット、スメーシーワールド 

(変更無しはユノハナ、マテガイ、海女美、チョウザメ、クサヤ、ヒラメ)

 

一部のステージにおいて一部のルールの地形を変更し遠くから攻撃するブキの影響力を下げました。

 

調整方針には賛成。

 

個人的に不満を感じていたナメロウ・ゴンズイ・ヤガラ・マサバ・マヒマヒ・クサヤのうち新ステのクサヤ以外全てに手が加えられたのにも満足。

 

改修にも期待。

 

 

 

まとめ

 

スプラ3で4回目のバランス調整。ステージ変更は初。

過去3回と同様に慎重な調整という印象。

 

今回行われた調整の内容自体にはどれも不満は無かったものの、シャーカー・カニを全然弱体化しない優遇調整と弱ブキの強化不足によりまたしても環境が変わらなそうなこと、その調整ペースの遅さにはそろそろ苛立ちを覚えてきた。

 

良い環境の実現のためにも調整ペースを上げてほしいと思っている。

 

 

 

環境予想

シャーカーはクイボの回転率とキルスペシャルとの相性が悪くなったが、カニのパワーとその回転率に変化は無いためシャーカー環境・カニ環境はまだ続いてしまうだろう。

またジムワイパーもクイボの弱体化を受けたがシャーカーと同様に痛手ではなく、強ブキの布陣は変わらないと思われる。

 

キルスペシャル3種はカニへのダメージが上がったがそれだけで環境入りするとは思えない。可能性があるのはウルショブキではスシ、ジェッパブキではラピデコぐらい。

 

 

 

次回の更新データ

 

この状態でのデータを早期に分析することで、メインウェポンの調整を含んだシーズン途中の更新データを、従来よりも早い段階で配信する予定です。

 

次回の更新データは、3月末から4月前半をめどに、バランス調整を中心として配信する予定です。

 

今までのバランス調整はシーズン開始前と開始から約1か月半後に行われていたが、それより早い予定となっている。(スプラトゥーン甲子園を意識?)

 

【スプラトゥーン3】新ブキ感想【2023春 Fresh Season】

2月28日に「2023春 Fresh Season」が開幕。新しいブキが13種類追加された。

 

今回は新ブキの感想と評価をまとめた記事となる。

 

 

 

 

 

 

事前の予想記事

 

shiro44k.hatenablog.com

 

 

 

新ブキ感想

 

テイオウイカ

スプラ1のスペシャルであるダイオウイカの改造品。

これでスプラ1のスペシャルで改造品として出ていないのはスーパーセンサーとボムラッシュだけになった。

 

スプラ1のダイオウ、スプラ2のスフィア、スプラ3のカニと続いてきていたメインウェポンが使えなくなる無敵スペシャルの系譜。スフィアからカニになるにあたり、機動力が大きく落ちる代わりに固定砲台としての役割が加わっていた。

テイオウは正真正銘ダイオウの系譜にあるスペシャル。機動力が高く、その身で攻撃する。

 

公式Twitter動画からの第一印象はスフィアの強化版、ダイオウの弱体化版。

ダイオウで問題だった高すぎるキル力と使用前後の隙の小ささが改善されているように見える。キル力は明確に落ちていて、一撃で倒すには新しいアクション「突撃」を使う必要があるようになった。また「使用前後の隙が大きい」と公式Twitterにも書かれているとおりに動画でも目に見えて隙が増えていた。

 

ダイオウにあった楽しさは依然として残されつつ、当時ほどの脅威は無さそうに見える。

 

 

デコイチラシ

新しいコンセプトのスペシャル。ぱっと見は集弾性のあるボムラッシュ。

高いダメージで相手を退かして塗るスペシャルという点はトルネード、マルミサ、アメ、ナイスダマと一緒。特徴的なのはデコイの着地前にジャンプマークが出るのとデコイを壊すことができるという性質。

 

デコイに合わせて味方がジャンプしたり前線を上げる動きは単純におもしろそう。

 

懸念はデコイの対処が難しすぎた場合にエリアなどが長時間封鎖されて遅延させられそうなところ。

 

 

スプラローラーコラボ(ビーコン・テイオウ)

1. 無印(キューバン・メガホン)

    コラボ(ビーコン・ダイオウ)

    コロコロ(シールド・スパショ)

2. 無印(カーリング・チャクチ)

    コラボ(ビーコン・スフィア)

    ベッチュー(スプラッシュボム・バブル)

3. 無印(カーリング・バリア)

 

 

スプラ1とスプラ2のコラボの構成と同じに。ビーコンとダイオウ系譜の無敵スペシャルの組み合わせは3作連続。

 

いい加減ビーコンから解放してあげてほしかった一方で、ローラーだしまあいいかという気持ちもある。

 

 

.96ガロンデコ(シールド・テイオウ)

1. 無印(スプリンクラー・スーパーセンサー)

    デコ(シールド・ダイオウ)

2. 無印(スプリンクラー・アーマー)

    デコ(シールド・チャクチ)

3. 無印(スプリンクラー・キューインキ)

 

 

スプラ1のデコと同じ構成に。シールドは3作連続。

 

過去唯一強かった構成と同じになったのは期待通り。

 

 

N-ZAP89(ロボム・デコイ)

1. 85(スプラッシュボム・スーパーセンサー)

    89(スプリンクラー・トルネード)

    83(ポイセン・ダイオウ)

2. 85(キューバン・アーマー)

    89(ロボム・マルミサ)

    83(スプリンクラー・アメ)

3. 85(キューバン・エナスタ)

 

 

スプラ2からロボム継続+新スペシャル。(デコイはマルミサと近くはある。)

 

ロボムが付いたのは本当に残念な結果。

 

 

クラッシュブラスターネオ(カーリング・デコイ)

2. 無印(スプラッシュボム・ハイプレ)

    ネオ(カーリング・マルミサ)

3. 無印(スプラッシュボム・ウルショ)

 

 

スプラ2のネオから引き続きカーリング+新スペシャル。スプラ2とスプラ3両方で同じサブが付く結果に。また、赤ZAPと同じくスプラ2でマルミサがスペシャルだったブキにデコイが付いた。

 

カーリングが付いたのは期待通り。

 

デコイはマルミサよりは前線ブキに合っていそうで、無印と同様に強そうな構成という印象。

 

 

スプラチャージャーコラボ(シールド・トルネード)

1. 無印(スプラッシュボム・スプラッシュボムラッシュ)

    ワカメ(スプリンクラー・メガホン)

    ベントー(シールド・スーパーセンサー)

2. 無印(スプラッシュボム・ハイプレ)

    コラボ(シールド・キューバンボムピッチャー)

    ベッチュー(スプリンクラー・スフィア)

3. 無印(スプラッシュボム・キューインキ)

 

 

伝統通り3作連続のシールド+スプラ1では付いていなかったトルネード。トルネードは伝統だったボムラッシュ系の代わりみたいなものか。

 

スプチャにはもうシールドは付けてほしくないと思っていたからそこは残念。

 

予想していたスプリンクラー・メガホン、シールド・メガホンよりはずっと強そうで無難な構成という印象。

 

 

L3リールガンD(クイボ・ハンコ)

1. 無印(ポイズン・メガホン)

    D(クイボ・ダイオウ)

2. 無印(カーリング・スフィア)

    D(クイボ・ジェッパ)

    ベッチュー(シールド・ハンコ)

3. 無印(カーリングカニ

 

 

伝統通り3作連続のクイボ+スプラ2のベッチューから継続のハンコ。

 

クイボはもちろん強いが、ハンコが付いたのはご愁傷様。

 

 

ラピッドブラスターデコ(トーピード・ジェッパ)

1. 無印(トラップ・バリア)

    デコ(キューバン・キューバンボムラ)

2. 無印(トラップ・スプラッシュボムピ)

    デコ(キューバン・ジェッパ)

    ベッチュー(トーピード・スフィア)

3. 無印(トラップ・トルネード)

 

 

スプラ2のベッチューから継続のトーピード+スプラ2のデコから継続のジェッパ。ラピデコの伝統だったキューバンから初めて違うサブに。

 

同日に発表されたL3Dと同じく、強いサブ+弱いスペシャルの組み合わせとなった。

 

ラピにまたトーピードが付いてしまったのは残念。

 

 

シャープマーカーネオ(キューバン・トルネード)

1. 無印(キューバン・キューバンボムラ)

    ネオ(クイボ・スパショ)

2. 無印(ポイズン・ジェッパ)

    ネオ(クイボ・キューバンボムピ)

3. 無印(クイボ・カニ

 

 

スプラ1の無印からキューバン+初めてのトルネード。スプラチャージャーコラボと同じく、伝統だったボムラッシュ系の代わりにトルネードが付いた。

 

期待通りの塗り構成だったが、現在環境最強のシャーカーに引き続きまた強い構成になり、どうしても優遇されてる感は否めない。

 

 

ジェットスイーパーカスタム(ポイズン・アメ)

1. 無印(シールド・トルネード)

    カスタム(クイボ・ダイオウ)

2. 無印(ポイズン・マルミサ)

    カスタム(クイボ・ハイプレ)

3. 無印(ラインマーカー・キューインキ)

 

 

スプラ2の無印からポイズン+新しくアメ。新サブ+新スペシャルだった無印に対して旧サブスぺの組み合わせ。

 

無印とカスタム両方のサブスペが外れという本当に可哀そうな結果。カスタムの伝統通りクイボにしてあげてほしかった。

 

 

ヒッセン・ヒュー(タンサン・エナスタ)

1. 無印(ポイズン・バリア)

    ヒュー(チェイスボム・スーパーセンサー)

2. 無印(クイボ・アーマー)

    ヒュー(スプラッシュボム・アメ)

3. 無印(ポイズン・ジェッパ)

 

 

新しくタンサン+新スペシャル。

 

予想・期待していたクイボ・バリアよりは弱そうで残念だが、十分すぎるほど強いタンサンを貰えてはいるため安心もしている複雑な心境。

タンサンがスクスロと被っているのはつまらないところ。エナスタも外れではないが嬉しくもないというスペシャル。

 

 

ボールドマーカーネオ(ビーコン・メガホン)

1. 無印(ビーコン・メガホン)

    ネオ(ポイセン・ダイオウ)

    7(スプラッシュボム・スパショ)

2. 無印(カーリング・チャクチ)

    ネオ(ビーコン・マルミサ)

    7(スプラッシュボム・ハンコ)

3. 無印(カーリング・ハンコ)

 

 

スプラ1の無印と同じ構成。ビーコンは3作連続。

 

予想通りの構成だったが、弱いサブスぺで残念。

 

 

 

評価

 

評価の基準はメイン・サブ・スペシャルの組み合わせが合っているか、そしてそれが現時点で強いかどうか。

 

4(サブスペ両方満足) 96デコ クラブラネオ チャーコラ シマネ

 

3(サブスペ片方に不満) ラピデコ ヒッセンヒュー

 

2(サブスペどちらかはずれ) ロラコラ 赤ZAP L3D

 

1(サブスペ両方外れ) ジェッカス ボルネオ

 

 

 

新ブキ13種類全体の感想

 

既存のブキでもそうだったが、過去作と同じサブスぺが付いた新ブキが今回は特に多くなっていて、更に新鮮味が無い組み合わせになってしまっている。

 

サブスぺ両方とも初めてのものだったのはヒッセンヒューだけ。

3作連続同じサブスぺが付いたのはロラコラのビーコンとダイオウ系譜の無敵スペシャル、96デコのシールド、スプチャのシールド、L3Dのクイボ、ボールドのビーコンと5種類もあった。

 

2作品以上で同じサブスぺが付いたブキで嬉しかったのは96デコ、クラブラネオ、シマネの3種類だけ。

96デコはスプラ1では活躍したがスプラ2で全く活躍できなかったため、3作連続のシールドだったがスプラ1の96デコが帰ってきた!という嬉しさの方が勝っている。

クラブラにはスプラッシュボムもカーリングも合っているがスプラ2では大会環境でほとんど活躍できなかったため、また同じサブでも許せる。

シマネはスプラ1のシャーカーみたいな塗り特化の構成にしてほしいと思っていたから(シャーカーは今でも十分ナワバリで暴れ回っているものの)、キューバンとボムラみたいな塗りスペシャルになって満足。

 

その3種類以外はまた同じサブスぺが付いて残念な気持ちの方が強い。

特にチャーコラとラピデコ以外のロラコラ・赤ZAP・L3D・ジェッカス・ボルネオは弱いサブスぺが続いてしまっている。

 

【スプラトゥーン3】カニの微々たる弱体化とスペシャル・イカニンジャ良強化【Ver.2.1.0感想】

1月17日10時に更新データVer.2.1.0の内容が発表、1月18日10時に配信された。

 

今回はそのバランス調整への感想と、それを受けて次の環境がどうなるかを予想する。

 

 

 

 

Ver.2.1.0前にバランス調整に期待していたこと

 

shiro44k.hatenablog.com

 

 

バランス調整(Ver.2.1.0)への感想

 

バランス調整の詳細

スプラトゥーン3 更新データ|Nintendo Switch サポート情報|Nintendo

 

 

カニ強化・弱体化・不具合修正

 

・継続時間約9秒間→約8秒間

スぺ強スペシャル性能アップ)による継続時間の延長率を増加(これらの変更によりスペ強を最大まで使用時の継続時間はこれまでと同じに)

 

不具合修正

カニタンクで、攻撃形態で特定の方向に移動しているとき、アメフラシや後方からの攻撃が、プレイヤー本体に命中していても、カニタンクの装甲に防がれてしまうことがある問題を修正

 

 

この調整が不満!その1。

 

不満なのはカニとシャーカー(シャープマーカー)の弱体化ペースの遅さ。

今回のバランス調整では、明確な最強ブキだったシャーカーの弱体化が結果カニの時間が1秒減っただけだったのに、それを補填するギア強化がされていて全然弱くならなかった。体感SP(スペシャル必要ポイント)10増加相当。

ただ、2022年10月26日のバランス調整後にシャーカー環境になったわけだが、その次のバランス調整があった11月30日に今回の弱体化が行われていたら不満も少なかったと思う。そこでノータッチだったことで年が明けて1月18日までの3か月弱の間シャーカー環境が続いているわけで、もし今回の調整でもまた環境が動かなかった場合は2月の終わりにあるだろう次のバランス調整までの少なくとも計4ヶ月間はシャーカー環境が続くことになり、まあ長すぎる。シャーカー環境になってから3回目のバランス調整が来るまでそれが変わらないって……。

もちろん今回カニはバランス調整だけでなく不具合修正もされているからその影響が予想以上に大きかったり、エナスタとトルネが強化されたことでカニに対抗できるようになっている可能性も無いことは無いが。

 

弱体化の方法自体は良いと思っていて、事実カニの継続時間短縮とそれに合わせたスぺ強の強化は前回の記事で希望する弱体化方法の第3候補として挙げていたものだった。(カニのスぺ強だけ強化するなら他のスペシャルのも強化してとは思うけど……。)

不具合修正という形だったがカニの装甲の弱体化も第1候補で希望していたから、カニの調整方法には全面的に満足。

 

 

調整方法や調整幅からも伝わるのはシャーカーをむやみに弱くしたくないのだろうということ。これは後述のSP強化の方針にも書いてあるように、シャーカーを弱体化するのにお決まりの方法だったSP増加調整が無く、それに対抗できるようにスシや52のSP減少調整がされていることからも察することができる。

 

これは前環境ブキのスクスロに対しての調整と比べると違いは明らか。

お互い環境ブキになってから最初の弱体化が、シャーカーは3か月弱経って今回これだけだったのに対して、スクスロは発売日9月9日から1か月半経った10月26日Ver.1.2.0でタンサンのインクロック15F増加とSP10増加で最強の座をシャーカーに譲り、さらに11月30日Ver2.0.0ではナイスダマの効果音の弱体化調整2種類とナイスダマがためづらくなる不具合修正2種類で環境スペシャルのカニに対してより弱くなり、さらに追い打ちが今回の弱体化である。

スクスロより短射程シューターを優遇することには賛成できるものの、今のシャーカーの強さの実態は短射程シューターとしての前線での打ち合いではなくクイボとカニによる打ち合いの拒否だから、それが優遇されるのに納得はできない。

 

更に不可解なのは今回スクスロのSPを210から220に増やしたのにシャーカーは200のままなこと。

2つのブキの間には明確に差があったわけで、どっちの調整を先に決めたのかは分からないがスクスロを220Pにしようと決めたならなぜシャーカーはそのままなのか理解できないし、シャーカーをひとまずそのままにしようと決めたならなぜスクスロは220Pにしたのかも理解できない。

 

一つ信頼したいのは、次のバランス調整ではシャーカーかカニをしっかり弱体化してくれるだろうということ。それはスプラ3において今回含む過去3回のバランス調整で共通している弱体化の対象、「サブスぺを打ち続ける戦法」に今のシャーカー・カニがもろ当てはまっているため。

 

 

スクスロ弱体化

 

メイン

インク消費量約10%増加

 

SP

スクスロ(ナイスダマ)210→220

 

 

この調整が不満!その2。

 

問題はスクスロの強さですら許されなかったこと。

スクスロはシャーカーに次ぐ2番手か3番手だったが個人的には弱体化の必要は無いと思っていた。しかし今回メインとSPの弱体化を食らい、シャーカーと同じぐらいかそれ以上の弱体化となってしまった。しかもシャーカーには弱体化を補填する強化があったのにスクスロにはそれも無しという扱いの差。

 

もしこの基準の調整が続くなら同じぐらいの強さだったジムワイパーも許されない道理になるだろう。

 

 

SP弱体化

 

もみじ(ソナー)180→190

ドライブワイパー(ハンコ)180→190

 

スペシャル必要量を増やす調整の一部は、離れたところからサブウェポンとスペシャルウェポンを使用し続ける戦法を、ある程度抑制するために行いました。

 

「離れたところからサブウェポンとスペシャルウェポンを使用し続ける戦法を、ある程度抑制する」という調整方針には全面的に賛成。これはタンサンやマルミサが弱体化した時と同じ文言で、打ち合いを拒否する戦い方は許さないという方針は一貫している。

 

問題はこの2つのブキが、同じくSPを増やされたスクスロより遥かに目立っていなかったため何を基準として弱体化されたのか見当もつかないこと。もみじはまだXマッチや大会環境でわずかにではあるが注目されていたが、ドライブワイパーに至っては強化されたものの全く活躍していなかった印象。

 

考えられる理由としてはXより下のウデマエで暴れていたのかもしれないくらい。

一応この2つのブキの共通点としてはトーピードがあるが……。

納得できない調整の対象がトーピードブキだったのは安心したところ。

 

 

イカニンジャ強化・弱体化

 

イカ状態になった直後の30F(フレーム)はインクの飛沫が見えなくなる効果が発揮されないように

イカ速ギアを同時に使用したときに、その一部を打ち消す効果を廃止イカニンジャの効果のうちイカ速が一定の割合で遅くなる効果は引き続き発揮)

 

イカニンジャに対する変更は、比較的近い距離で撃ち合いをするブキ同士で、互いに相手を見失いやすいという問題を緩和しつつも、より射程が長い相手に近づく手段としての有用性は変わらないようにすることを意図して行いました。

 

元々イカニンジャを弱体化してほしい理由ならいくつもあった。

まず大会環境でも使用率がかなり高かったこと。その強さの訳だったインクの飛沫が見えなくなる効果が対面において納得感が低いこと、イカニンジャが強いとイカニンジャが持つイカ速が遅くなる・打ち消す効果によってゲームスピードが下がってしまうこと。

 

ただイカニンジャが弱くなるということは前線ブキが弱くなるということにもなってしまうから積極的に弱体化してほしいとは思っていなかった。

 

今回はイカ速が打ち消されるリスクとインクの飛沫が見えなくなるリターン、その両方が軽減されるという予想外の調整だった。特徴が薄くなったとも言えるが、個人的にはそのリスクとリターン両方がつまらないと思っていたからこの調整方法には大賛成。この調整によって使用率が抑えられることにも期待したい。

 

単純な弱体化ではなかったから前線ブキが目に見えて弱くなることもなさそうだし、もし前線ブキが結果的に弱くなってしまったとしてもイカニンジャではない別の形でそのテコ入れをしてほしい。

 

 

メイン強化

 

モデラー

飛沫塗りの半径約10%拡大

 

ジェット

地上での射撃中のブレ約17%減少

 

ダイナモ

距離によるダメージ減衰率を調整し、これまでより遠くまで50ダメージ/100ダメージが与えられるように

 

インク消費量約17%減少

 

ノーチラス

射撃継続時間15F延長

 

メインウェポンについての変更の多くは、『スプラトゥーン2』のギアパワー「メイン性能アップ」がなくなった影響を受けているブキの一部に対して、その影響を緩和するために行いました。

 

今回メインウェポンが強化されたブキはどれも強くなってほしいブキではなかったが、調整方針は確かに納得できるものだった。また強化幅もちょうどいいと思う。

 

 

新ブキ強化

 

スペースシューター

着弾点塗り半径約19%拡大

 

ワイドローラー

ヨコ振り最小ダメージ30→35

 

 

「2022冬 Chill Season」で追加された新メインウェポンブキ3種のうちR-PEN以外の強化。

 

R-PENを含む新ブキ3種はどれも強くしてほしいタイプのブキではないから、今回のようにゆっくり着実に強化していってほしい。

 

 

ラインマーカー

・ダメージ30→35

地形や相手プレイヤーに当てたときの塗り半径を約2倍に拡大

 

ラインマーカーは前回に引き続きの強化。

ダメージ強化は望んでいた通り。塗り強化は予想外。ありがたいが地味ではある。

 

35ダメじゃまだ物足りないだろうから、50ダメを一つの目安として更に強化していってほしい。ひとまず40。

 

 

スペシャル強化

 

スペシャルウェポンの特徴がより発揮されるようにするための変更を行っています。

 

エナスタ

ペナアップやリベンジによって、エナジースタンドの復短やスペ減の効果が打ち消されないように

 

待望の調整。

 

 

サメ

爆発後、動けるようになるまでの28Fは無敵に

 

望んでいた強化は爆発後の硬直短縮だったものの、問題だった爆発後の無防備さを解決してくれるのは一緒だからその点は満足。(硬直を無くしてくれる方が手っ取り早いとは思ってしまうが。)

 

 

トルネ

ダメージ範囲半径約10%拡大

ダメージ約50%増加

 

トルネ待望の初強化。

望んでいたイカ状態になれる強化をすっ飛ばして竜巻部分の強化が先に来た。ダメージ範囲+ダメージ強化のダメ特化調整。ダメージ約50%増加は思い切ったという印象。

 

ダメージ強化の懸念は対スペシャル性能の向上。

例えばトルネ側は相手のナイスダマにトルネを使ってキルしたい、ナイスダマ側はトルネでキルされたくない、結果お互いがスペシャルを使わないみたいな状況が頻発するのはつまらない。

さらに、スペシャルに使えば強いけど普通に使ったら強くないという性能はつまらないから、そこのバランスは不安なところ。

 

 

SP強化

 

スシ(ウルショ)200→190

52(メガホン)200→190

96(キューイン)200→190

プライム(カニ)190→180

スペース(メガホン)200→190

マニュ(カニ)200→190

 

スペシャル必要量を減らす調整の一部は、使用率の高いブキに近い射程を持つブキを強化することで、選択肢を増やすことを意図して行いました。

 

「使用率の高いブキ」はシャーカー、「近い射程を持つブキ」はスシと52(マニュも?)を指していると思われる。単純にシャーカーのSPを増やさないこの調整方針からも、シャーカー最強環境は崩したいが強いブキのままにはしたいという意図がうかがえる。

スシの強化には複雑な心境。スシはメインかウルショを強化してほしいと思っていたから本意ではなかった。

52の強化もメガホン強化の代わりにSPを増加する調整を望んでいたから、単純な強化には反対。

 

他の強化の意図としては、シャーカーをターゲットとしたカニ弱体化の代わりにシャーカー以外のカニブキであるプライムとマニュの強化、弱い新ブキスペースシューターと弱ブキ96の救済、という内訳か。

カニブキの中でL3だけ強化されなかったのには理解できなくはないが巻き添えで不憫ではある。

 

 

まとめ

 

スプラ3で3回目のバランス調整。過去2回と同様に慎重な調整が続いているが、その中でも最大規模の調整となった。

 

最強ブキだったシャーカーが全然弱くならなかったから、率直な感想としてはどうしても不満が強い。

弱体化調整は全てに不満がある。特にシャーカーとスクスロ。

 

一方それ以外の強化調整とイカニンジャの調整には好印象。

 

今回の調整で影響が最も大きいと思われるのはスペシャル3種の強化とイカニンジャの調整。

 

 

環境予想

 

装甲の不具合修正の影響にもよるが、カニの継続時間1秒短縮だけでシャーカー環境が終わるとは到底思えない。

その次に来るブキとして、今までは2番手がスクスロで3番手がジムワイパーという印象だったがその順番は逆転してもおかしくないだろう。

編成としてはシャーカーシャーカージムワイパーが順当に強いと思われる。

 

強化されたブキの中で最大の目玉はエナスタとトルネ。環境に入り得る調整だがさすがにカニに対抗することはできないだろう。

注目ブキはエナスタのZAP、トルネのスシコラ・バケツ・ラピ。

 

サメの強化も大きいだろうが、さすがにまだ環境には入ってこないだろう。

 

 

次回の更新データ

 

次回の更新データは、3月に開幕するシーズンのための機能追加やブキのバランス調整を中心として、現在開催中のシーズンが終了する時期に配信予定です。

 

次回のバランス調整は予定通りなら2月の終わりに来ると思われる。

 

【スプラトゥーン3】Ver.2.0.0環境総括とバランス調整への期待

11月29日、任天堂ホームページで更新データVer.2.0.0の内容が発表。そこで次回の更新データもシーズンの期間の半ばに配信予定だと分かった。その予定通りなら1月の半ば頃に次回のバランス調整が入ることになる。

 

今回はVer.2.0.0環境を総括し、どういうバランス調整をしてほしいかという期待を記しておきたい。

 

 

 

 

Ver.2.0.0環境

個人的ブキランク

X(最強ブキ。必ず弱体化してほしい。)

S+(このランクまでが環境の中心。弱体化の必要は感じない。)

S(このランクまでが大会環境で時々見るブキ。)

A(大会環境でたまに見るブキ。)

B(戦える最低ランク。大会環境でまれに見るブキ。基本的にはむやみな強化はしないでほしい。)

 

個人的スペシャルランク

X(環境の中心。弱体化してほしい。)

S+(Sよりは使われている強スペシャル。弱体化の必要は感じない。)

S(強スペシャル。弱体化の必要は感じない。)

A(標準的。普通に強い。強化してほしい。)

B(弱い。強化必須。)

C(特に弱い。強化必須。)

 

編成

シャーカーシャーカーヴァリアブル、この組み合わせが比較的多いもののテンプレとまで固定されてはいない。あと1枠にはシャーカー・スクスロ・ジムワイパーがよく見る。その中でもシャーカーシャーカースクスロヴァリアブルがぱっと見1番強そうな編成。

 

 

弱体化してほしいブキ

 

シャープマーカー

10月26日Ver.1.2.0配信直後から台頭、11月に入ってから最強ブキだと周知される。ただ11月30日Ver.2.0.0での弱体化には至らなかった。

 

シャーカーがVer.1.2.0以前は環境ブキではなかったところから強化もされていないのになぜ最強ブキになったのかを考察すると、スクスロの下位互換だったから低く評価されていただけで実際はNo.2のブキパワーがあった、ということになる。

お互いの強い戦い方であるタンサン戦法とクイボ・カニ戦法が被っていたから、シャーカーも強いけどそれならスクスロを使ったほうがいいとなっていたんじゃないか。スイクンを使うならカプ・レヒレを使ったほうがいいみたいな。

 

現在は環境の中心ブキ。編成に最低でも1枚はほしい、2枚がベスト、3枚採用でも普通に強いという性能。

 

弱体化してほしい部分として、前回のバランス調整前はSP10増加だけでもいいと思えたけど、2ヶ月以上待ってそれだけではもう耐えられない。

メインを弱体化するのは違う。1番望ましいのはSP10増加+クイボ弱体化+カニ弱体化、次点でクイボ弱体化+カニ弱体化、次点でSP10増加+カニ弱体化。

クイボの弱体化はインクロック増加が望ましい。最低5F増加、最大でタンサンと同じ15F増加、もしくはその間を取ってスプラッシュボムやキューバンと並ぶように10F増加。

カニの弱体化で1番望んでいるのは、正面からでもまともに打ち合えるように装甲の縮小や当たり判定が拡大されること。次点でカノン砲の爆風範囲の縮小。

 

他に思いつく弱体化してほしい部分は、カニと球体それぞれの切り替えにかかる時間の延長、カニタンクを破壊した時の硬直増加、効果時間の短縮。効果時間の短縮をする時はスペシャル性能アップの強化も合わせてしてほしい。

 

リッター

シャーカー環境になって確実に存在感はなくなってきた。SP10増加の影響も多少はあるか。

 

ペナアップの弱体化が先決なのは変わりないが、射程・フルチャージ時間・インク効率・塗り、このどれかが弱くなっても全然満足。

 

復活ペナルティアップ

チャージャー優遇ギア・復活時間短縮メタ・エナジースタンドメタという最悪のギアパワー。

 

とりあえずエナスタに対する効果の弱体化は必須。

 

 

強化してほしいブキ

 

スプラシューター・バケットスロッシャー・ヒッセン・ホットブラスター・ロングブラスター・ノヴァブラスター・スプラマニューバー

前線ブキの中でも個人的に好きなブキ。

 

十分強いブキもあるがそれでも少し足りない。これらのブキをスクスロ並みの性能にしてほしい。

 

ラインマーカー

最弱のサブ。前回のバランス調整で初速と射程が強化されたものの、地味すぎる強化でほとんど変わらず。

 

クイボの直撃に合わせてダメージ60にしてほしいと思っていたけど、いきなり倍にするよりはまず40ぐらいからか。

さらにマーキング効果の強化や使い勝手向上含めた仕様変更もしてほしいところ。

 

トリプルトルネード

強化必須の弱スペシャル。前回のバランス調整で強化がなかったのはショックだった。

 

イカ状態になれるようにするのは必須。

 

サメライド

前回のバランス調整でダメージが強化されたものの、依然として強化必須の弱スペシャル。

 

強化してほしい部分としては、無敵の発生・爆発後の硬直・塗り、このどれかか。

 

キューインキ

強い場面はあるものの汎用性が低いスペシャル。

 

まずは反撃弾をいつでも撃てるようにするところから。

 

対物ギアが効かない無敵スペシャルという異例の存在なため、強くなりすぎた時は吸引できるダメージの上限を設けて対物を付けるとダメージが上がる、みたいに帳尻を合わせるのもいいんじゃないか。

 

ジェットパック

強化必須の弱スペシャル。劣化カニ

 

強化してほしい部分としては、弾速・自分の当たり判定あたりか。爆風範囲・塗り・効果時間、このあたりを強化すると今のカニみたいになる恐れがある。

 

ウルトラハンコ

強化必須の最弱スペシャル。

 

前方は完全無敵にしていい。あとは移動速度や塗りの強化か。

 

ウルトラショット

十分戦える・普通に強いスペシャルではあるからこのままでも問題ないけど、もう少し強くして目立たせてほしい。

 

弾の性能は十分強いと思うからその周りを強くして使い勝手を良くしてほしい。スペシャル発動時の硬直、発射後硬直、足元塗りなど。

 

メガホン

標準的な強さのスペシャル。強いスペシャルにはしてほしい。

 

強化してほしい部分がなかなか思いつかない。しいて言えばスペシャル性能アップの効果とか。

 

ショクワンダー

前回のバランス調整で期待していたインク消費量の強化があり、標準的な強さのスペシャルにはなったという印象。ただ、それによって注目されたブキは既に活躍していたジムワイパーだけだった。

ジムワイパー以外のブキのためにも引き続き強化してほしい。

 

次に強化してほしいところとして思いつくのは体当たりを中心としたダメージ周り。